こんな所で地震にあったら(屋外編)

2014年6月20日

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・住宅地
強い揺れが起こると日本の様に密集した住宅地の場合。路上には落下物や倒壊物があふれます。
住宅地のブロック塀や石塀は、強い揺れで倒壊の危険性があります。揺れを感じたらすぐに塀から離れましょう。
電柱や自動販売機も倒れてくることがありますので、そばから離れましょう。
屋根瓦や二階以上のベランダに置かれているエアコンの室外機、プランターなどが落下してくることがあります。
頭の上にも気を配りましょう。
強い揺れが起きると、耐震性能の低い住宅は倒壊する場合もあります。
これにより瓦礫や窓ガラスが道路に散乱する可能性もありますので、揺れを感じたら周辺の状況に十分注意しましょう。

・オフィス街・繁華街
中高層ビルが建ち並ぶオフィス街や繁華街では、窓ガラスや外壁、看板などの落下に注意しましょう。
オフィスビルの窓ガラスが割れて落下すると、時速40~60kmで広範囲に飛散します。
ビルの外壁や外張りのタイル、外壁に取り付けられている看板などが剥がれ落ちることもあります。
鞄などで頭を保護し、できるだけ建物から距離をとりましょう。
繁華街では、店の看板やネオンサインなどの落下・転倒物が加わります。
強い揺れに襲われた際にはこれらにも十分注意しましょう。

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・海岸
海岸で強い揺れに襲われたら、一番恐ろしいのは津波です。
避難の指示や勧告を待たずに、すぐに安全な高台や避難地を目指しましょう 。
近くに高台がない場合は、3階建て以上の建物を目指し、3階より上を目安に避難して下さい。
津波は繰り返すため、第一波の後にさらに高い波が来ることもあります。波が引いても絶対に戻ってはいけません。
避難標識が整備されている場合には避難する際の目安になります。
員やライフセーバーがいる海水浴場では指示に従って避難しましょう。

・川べり
津波はその勢いで水を湛えている川を遡ります。
そのため流れに沿って上流側へ避難しても津波は追いかけてきます。
流れに対して直角方向に素早く避難しましょう。

・山・丘陵地
登山やハイキングで山にいる時に強い揺れに襲われた場合には、まず落石から身を守る事に気を配りましょう。
その後避難する際には、地震で地盤がゆるみ、崩れやすくなっている可能性がありますので、
ガケや急傾斜地など危険な場所には近づかないようにしましょう。

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・車を運転中
揺れを感じたら
急ブレーキは禁物です。ハンドルをしっかり握り、近隣の車に注意しながら徐々にスピードを落とし道路の左側に停車して下さい。
エンジンを切り、揺れがおさまるまでは車外に出ず、カーラジオから情報に耳を傾けましょう。
車から避難の必要がある場合は、救助の際などに車両を移動するのに必要なためキーはつけたままにし
ドアをロックしないで、窓を閉めて下さい。
連絡先をわかりやすい所に書き残し、車検証などの貴重品を持ち徒歩で避難しましょう。

高速道路では、普通の道路を走行中の対処に加え、以下の点にも留意が必要です。
高速走行中はハザードランプを点灯させ、前後の車に注意を喚起します。
高速道路では約1kmごとに非常口が設けられており、ここから徒歩で地上に脱出することができますので 先述した駐車する際のルールを守り、避難して下さい。

・鉄道
強い揺れを感知すると電車は緊急停車します。
緊急停車に備え、座席に座っている場合には、低い姿勢をとって頭部を鞄などで保護。
立っている場合には手すりやつり革をしっかり握って転倒しないようにしましょう。
停車後は、むやみに車外に出たりせず乗務員の指示に従いましょう。

・新幹線
新幹線は早期地震検知警戒システム(ユレダス)が作動し自動で緊急停車します。
高速走行している場合が多いので、座席に座っている場合には、
前に飛び出さないように座席の間に体を隠しましょう。
立っている場合には手すりをしっかり握って転倒しないようにしましょう。
停車後は、乗務員の指示に従いましょう。

・地下鉄
震度5弱程度の揺れを観測した場合に運転を停止し、線路途中なら安全を確認し、低速で最寄りの駅に向かいます。 地下鉄の運行速度は時速40~50km程度であるため
座席に座っている場合には、低い姿勢をとって頭部を鞄などで保護して下さい。
立っている場合には手すりやつり革をしっかり握って転倒を防ぎましょう。
停電になっても非常灯が1時間程度は点灯するので、慌てずに行動しましょう。
地下鉄によっては高圧電線が線路脇に設置されているので、勝手に線路に飛び降りると大変危険です。
停車後は、乗務員の指示に従いましょう。

・バス
強い揺れを感じた場合は急ブレーキが踏まれる場合もあります。
ケガをしないように姿勢を低くしたり、手すりやつり革をしっかり握りましょう。
座席に座っている場合には、低い姿勢をとって頭部を鞄などで保護して下さい。 立っている場合には手すりやつり革をしっかり握って転倒を防止しましょう。
停車後は、みだりに車外に出ず乗務員の指示に従って避難しましょう。

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